4. ズーム・手のひら

表示を拡大・縮小したいときや、表示される位置を動かしたいときは、キーボードで操作することを習慣づけておくといいぞ。
些細なことのようだけれど、作業効率がまったく違ってくるからな。

ポイント
■[ズームツール]と[手のひらツール]はキーボード操作で使う。

■[ズームツール]は従来の挙動に戻すこともできる。
■ スペースキーでの操作は、テキストにカーソルが入っているときに注意する。

ズーム(表示の拡大・縮小)

表示の拡大・縮小については、まず3つのショートカットキーを覚えてしまおう。

ズームイン:[command]+[+]
ズームアウト:[command]+[-]
アートボード全体を表示:[command]+[0]

キーボードにテンキーがある場合は、特に覚えやすいだろ。
あとは、特定の部分にズームインしたいときにだけ、[ズームツール]を使えばいい。

ズームツール

最近(CC 2015以降)は[アニメーションズーム]とかいって、ズームツールの使い方が変わってしまったな。
ワシはすぐに「従来の」にはせず、できるだけ新しい機能に慣れるよう心がけているけど、⋯⋯うーん、これはどうだろう、使いにくくないか?

以前の挙動に戻すには、[Illustrator]メニュー→[環境設定]→[パフォーマンス]で、[アニメーションズーム]のチェックを外せばいい

拡大したい範囲を[ズームツール]で左上から右下にドラッグ。
あとは上記の3つのショートカットキーを使えば、ワシは事足りるけどな。

左上でクリック→マウスボタンを押しながら右下へドラッグ→右下でマウスボタンを離す

新しい使い方のほうが好きという人は、もちろん[アニメーションズーム]でもいい
この場合は、ズームツールを選択した状態で以下のように操作するよ。

マウスを右に動かす:拡大
マウスを左に動かす:縮小
マウスボタンを押したままにする:拡大
[option]キーを押しながら、マウスボタンを押したままにする:縮小

手のひら(表示される位置を動かす)

表示の拡大・縮小だけじゃなくて、表示されている位置を動かしたいときもあるよな。
アートボードを上下左右に動かす感じでさ。
こんなときのために[手のひらツール]というのがあるけど、ワシはまったくこれを使っていないよ。

手のひらツール

キーボードでスペースキーを押してみな。「手のひら」になっただろ。
この状態でマウスボタンを押しながらドラッグすれば、[手のひらツール]と同じことだ。
その都度[手のひらツール]に持ち替えるよりずっと作業がはかどるぞ。

一つだけ注意しないといけないのは、テキストの中にカーソルが入っている場合だ。
テキストの中でスペースキーを押し続けたら、スペースがたくさん入力されちゃうもんな。

テキストの中にカーソルがあるときは、スペースキーの代わりに[option]を使えば大丈夫。

えっ、うまくいかない? ああ⋯⋯ごめん。
以前のバージョンでは「テキストの中にカーソルが入っているときの[option]」は効かなかったっけ。
この場合は、まず[command]を押しながら、カーソルが入っているテキストをクリック。それからスペースキーを使えばいいよ。

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